広島市安佐北区に位置する広島市安佐動物公園は、約25.6haという広大な敷地に150種以上の動物を飼育する、西日本最大級の動物園です。中学生以下の入園が無料で、小さな子どもから小学生まで家族みんなが気軽に楽しめるのが大きな魅力。子ども向けのふれあいエリア「三井のリハウス ぴーちくパーク」や動物のお食事タイムなど、子連れで盛り上がれるコンテンツが充実しており、広島市内外から多くのファミリーが訪れる人気スポットです。
広島市安佐動物公園の基本情報
| 施設名 | 広島市安佐動物公園 |
|---|---|
| 所在地 | 広島県広島市安佐北区安佐町大字動物園 |
| 営業時間 | 9:00〜16:30 |
| 最終入園 | 16:00 |
| 休園日 | 毎週木曜日(木曜日が祝日または8月6日にあたる場合は開園)、12月29日〜翌年1月1日 ※行楽シーズンなどに臨時開園あり |
| 入園料金 |
大人(18歳以上65歳未満):510円 大人(65歳以上・要公的証明書):170円 小人(高校生および18歳未満):170円 中学生以下は無料 ※毎週土曜日(夏休み・冬休み・春休み期間および祝日を除く)は小人料金が免除 ※団体料金・年間パスポートあり |
| 駐車場 | あり(約1,200台)/乗用車1回450円 |
| アクセス |
【バス】広島バスセンター7番のりばから広島電鉄バス「あさひが丘行き」で約50分、「安佐動物公園」下車 【電車+バス】JR広島駅→新白島駅でアストラムライン乗り換え→上安駅下車→バスで「安佐動物公園」(合計約45分) 【車】広島市中心部から国道54号経由で約30〜40分。広島北IC・広島IC・五日市ICからそれぞれ約20分 |
| 電話番号 | 082-838-1111 |
| 予約 | アソビューで予約 |
※上記情報は変動する場合があります。来園前に公式サイトにてご確認ください。(情報取得日:2026-03-19)
広島市安佐動物公園の見どころ
国内初の繁殖実績を持つ希少動物たち
安佐動物公園の最大の見どころのひとつが、希少動物の充実した飼育展示です。なかでもマルミミゾウは、世界の動物園でもごく少数しか飼育されていない非常に珍しい種。2025年8月には国内初となる出産が実現し、大きな話題を集めました。現在も親子の公開が行われており、実際にその場で歴史的な姿を目撃できるかもしれません(公開時間は公式サイトで随時更新されています)。
また、絶滅危惧種に指定されているクロサイの継続的な繁殖にも成功しており、世界的に見ても貴重な動物に出会える施設として知られています。「ライノテラス」ではクロサイをすぐそばで観察でき、その迫力は大人も思わず息をのむほどです。
ライオンをガラス越しに間近で見られる「レオガラス」
子どもたちに大人気なのが、「レオガラス」と呼ばれるライオン展示エリアです。来園者とライオンの間にあるのは1枚のガラスのみ。ライオンが近づいてきたとき、まるで隣に立っているかのような圧倒的な迫力を体感できます。毎週日曜日の13:15からはお食事タイムも開催されており、骨付き肉にかぶりつくライオンの姿は子どもたちにとって忘れられない体験になるはずです。
同様に「キリンテラス」ではキリンの顔と目線を合わせるほどの近さで観察でき、「パンダあいWAY」ではレッサーパンダが頭上の通路を歩く際に足の裏まで見ることができます。動物との距離感を大切にした工夫が園内随所に凝らされているのが、安佐動物公園ならではの魅力です。
子どもが主役の「三井のリハウス ぴーちくパーク」
幼児から低学年の小学生にとって最も盛り上がるエリアが、「三井のリハウス ぴーちくパーク」と呼ばれるこどもエリアです。ヤギやヒツジと自由に触れ合えるふれあいコーナーがあり、動物に直接さわる経験ができます。
テンジクネズミ(モルモット)のふれあい体験は毎日開催されており、土日祝日は11:00〜(受付11:30まで)、平日は13:30〜(受付14:00まで)の実施です。参加券は開園時刻(9:00〜)から先着50名に配布されるため、希望する場合は早めに向かうのがおすすめです。
また、土・日・祝日限定でポニー乗馬体験も行われています。対象年齢は5〜15歳で、実施時間は13:00〜(先着50名)。こちらも参加券は開園時から配布されるため、午前中の早い時間に受け取っておくとスムーズです。
毎日開催!動物のお食事タイム
予定を合わせて訪れたいのが、毎日開催されている動物のお食事タイムです。アヌビスヒヒへの給餌は毎日13:30〜ヒヒ山で行われており、バナナやリンゴなどさまざまな食べ物をどう食べるかが見どころです。
カワウソのお食事タイムは毎日11:30〜と14:00〜の2回。プールの滝から生きたドジョウが泳ぎ出てきて、カワウソが水中で素早く追いかける様子は、子どもたちが歓声を上げるシーンのひとつです。動物の自然な行動を観察できる貴重な機会として、ぜひスケジュールに組み込んでみてください。
無料で入れる動物科学館と夏の夜の特別イベント
入園料内で利用できる動物科学館では、動物の生態や骨格標本などを展示しており、子どもの学習にも役立つ内容が揃っています。雨の日や日差しが強い日には屋内で過ごせる場所としても活用できます。
また、毎年夏には夜間限定の「納涼ナイトサファリ」が開催されており、昼間とは異なる動物たちの表情を楽しめると好評です。夏休みのお出かけとして特別感のある体験を求めている家族にも人気のイベントです。実施日時は年によって異なるため、公式サイトで最新情報をご確認ください。
子ども連れで行くならチェックしたいポイント
ベビーカー移動と園内の地形
安佐動物公園は山の斜面に沿って設けられているため、園内に高低差のある坂道が多めです。来園者のクチコミでも「ベビーカーや車いすには少し大変」という声が見られます。散策路の総延長はおよそ4kmで、動物を見て回るだけでもそれなりの距離があります。ベビーカーでの来園は可能ですが、特に小さな赤ちゃん連れの場合は体力配分を意識しながら回るのがおすすめです。
正面ゲート入ってすぐ左手の案内所では、ベビーカーの貸し出し(1回350円・68台)を行っています。持参が難しい場合や園内専用として利用したい場合に便利です。
授乳室・おむつ替えスペース
授乳室は入退場門付近・ぴーちくパーク内(2室)・食堂バクバクの計3か所に設置されています。おむつ替えスペースは各トイレに隣接する多目的トイレ内に設けられており、ベビーカーごと入れる広さがあります。また、授乳室内の電子レンジで持参した離乳食を温めることができ、ミルク用のお湯は給茶機のお湯ボタンで利用できます。食堂バクバクでは離乳食の販売も確認されています(時期によって在庫状況が異なる場合があります)。
飲食施設とピクニック広場
園内には2か所の飲食施設があります。白鳥池のそばにある食堂バクバクは90席ほどのレストランで、うどんやラーメン、オリジナルの「ライオンカレー」などを提供しています(営業時間:10:30〜15:30)。ぴーちくパーク内の軽食喫茶どんぐりでは70席程度でスパゲティやフランクフルトなどの軽食を用意しており、子どもの外遊びを見守りながら食事できる場所として重宝します(営業時間:10:30〜15:30)。
また、お弁当の持ち込みも可能です。ピクニック広場や園内各所にテーブルとベンチが設けられており、晴れた日は家族でゆっくりランチを楽しめます。
幼児向けか、小学生向けか
ぴーちくパークのふれあいコーナーやテンジクネズミの抱っこ体験は幼児でも十分楽しめる内容です。一方、クロサイやマルミミゾウ、ライオンなどの迫力ある大型動物は小学生以上に特に強い印象を与えます。動物科学館の展示は小学校中学年以上の学びにも対応できる内容です。来園者の年齢層として、4〜6歳の幼児が多いというデータもあり、幼稚園〜小学校低学年の子どもに特におすすめの施設といえます。
雨の日の過ごし方
雨の日には動物科学館(屋内・無料)でゆっくり過ごせるほか、屋根のある通路や屋内展示もあります。また、安佐動物公園では雨の日特典として「アニマルカード」を配布しており、雨の日ならではのお土産として楽しめます(詳細・実施状況は公式サイトでご確認ください)。来園前に天気予報を確認しつつも、多少の雨なら楽しみ方はありそうです。
所要時間の目安
広い園内を動物だけ見て回ると、ゆっくりめのペースで2〜3時間が目安です。ぴーちくパークでのふれあい体験やポニー乗馬、お食事タイムを組み込むと3〜4時間以上かかることもあります。小さな子どもを連れている場合は、休憩や昼食を含めた半日〜1日のスケジュールで余裕を持って計画すると安心です。
効率よく回りたい場合は、入園後すぐにぴーちくパークの参加券を取得してから動物エリアを見て回り、参加券の時間に合わせて戻るルートがおすすめです。
アクセス・駐車場情報
電車・バスでのアクセス
公共交通機関を利用する場合、最もわかりやすいルートは広島バスセンター7番のりばから広島電鉄バス「あさひが丘行き」に乗り、安佐動物公園バス停で下車するルートです。所要時間は約50分です。
JR広島駅を利用する場合は、新白島駅でアストラムラインに乗り換え、上安駅でバスに乗り換えて安佐動物公園バス停まで向かいます。合計所要時間は約45分です。なお、2021年1月以降、広島駅発着のバスは廃止されているため注意が必要です。
車でのアクセスと駐車場
広島市中心部からは国道54号経由で約30〜40分。広島北IC・広島IC・五日市ICからはそれぞれ約20分でアクセスできます。
駐車場は正面ゲート前の第一駐車場を中心に約1,200台分を確保しており、料金は乗用車1回450円です。ただし、ゴールデンウィーク・夏休み・土日祝日の午前中は駐車場が混雑しやすい傾向があります。第一駐車場が満車になると奥の駐車場への誘導となるため、早い時間帯に到着するのが安心です。
なお、駐車場から退場する際は、入退場門で先に駐車券を購入してから出庫する仕組みになっています。買い忘れに注意しましょう。
こんな家族におすすめ
- 幼稚園児〜小学生の子どもを連れて、動物にじっくり触れ合う体験をさせてあげたい家族
- ライオンやゾウなど大型動物の迫力を、安全に・近くで体験させたい家族
- ふれあい体験やポニー乗馬など、体を動かすアクティビティを楽しみたい子ども連れ
- 入園料が安く、コスパよく1日楽しめる動物園を探している家族
- 広島市内・近郊への旅行や週末のおでかけ先として、本格的な動物園を探している方
まとめ
広島市安佐動物公園は、中学生以下無料という家族に嬉しい料金設定と、マルミミゾウをはじめとする希少動物の飼育展示が揃う、広島を代表する動物園です。子どもと動物の距離感を縮める工夫が随所に施されており、ふれあいや食事タイムなど体験型のコンテンツも充実しています。広大な園内なのでしっかり時間を確保して訪れると、子どもも大人も満足度の高いおでかけになるでしょう。広島市内の観光や旅行の際にも、ぜひ候補のひとつに入れてみてください。